[O1-3-5]TKA術後リハビリの変更による術後早期ROM獲得の有効性
西川 昌孝(独立行政法人地域医療機能推進機構大阪病院 整形外科)
【目 的】
TKA術後リハビリ変更による術後早期ROM獲得の有効性を評価すること。
【方 法】
術後2日目からのCPMを用いたROM訓練(旧群)を術翌日からの膝クッションによる自主ROM訓練(新群)に変更した。旧群50膝/新群50膝(単一術者)のROM(術前、術後1週、2週、3週、2ヶ月)を比較した。
【結 果】
術前ROM (旧/新)15-128°/16-125°が術後1週6-99°/4-117°、2週4-109°/2-123°、3週2-115°/2-127°、2ヶ月6-125°/5-132°と有意に新群がROMの改善がみられた。術後のROM獲得率は術前(100%)が術後1週84%/106%、2週94%/113%、3週102%/117%、2ヶ月108%/118%と有意に新群が大きかった。
【考 察】
膝クッションは屈曲訓練角度を自由に調整可能で、更に自主訓練であるためより良い角度へのモチベーションも喚起し易い。またROM訓練を従来より1日早め術翌日から開始したことにより術後関節拘縮前にROM訓練が開始できた。これらの変更が早期ROM獲得に有効であったと思われる。
膝リハビリクッションの使用方法とご購入
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